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開館10周年記念特別展「工芸の巨人 人間国宝 北村昭斎 ―蒔絵螺鈿の至宝と春日大社―」(春日大社)

[前期]2026年10月3日(土)~2026年11月9日(月)/[後期]2026年11月11日(水)~2026年12月13日(日)
春日大塗師職の人間国宝・北村昭斎氏による最高峰の螺鈿や蒔絵の美!

奈良で漆芸の技を受け継ぐ北村家3代目の北村昭斎氏と春日大社のご縁は深く、父大通氏とともに昭和45年から50年にわたり古神宝漆芸品の修理、調査、復元に取り組まれ、また春日大社大塗師職として現代御神宝や御調度の製作にもあたられました。

 

また昭斎氏は、文化財の修理と同時に正倉院をはじめとする古き名宝に学び、新たな発想でその技法を生かした斬新な螺鈿作品を多く製作され、平成11年重要無形文化財保持者(螺鈿)の認定を受けられました。氏は春日大社の国宝蒔絵箏など平安時代の蒔絵螺鈿が制作に大きく影響し、人間国宝の指定を受けることにもつながったと述べられています。

 

昭斎氏が令和5年に亡くなられて3年が過ぎましたが、最後に手掛けられていた文化庁による春日大社ご神宝の復元事業がご子息の繁氏に引き継がれ今春に完成を見ました。修理復元の過程には様々な困難がありましたが、研究者と昭斎氏を中心とする多くの工芸家との手を携えての事業では新たな発見も多く、その成果は日本の工芸美術の研究にも大きく寄与しました。事業の完成の年に昭斎氏の偉業をしのぶ展覧会を開催できるのは春日大社として大きな喜びです。

 

奈良時代・平安時代の至高の漆芸の美を修理や復元の過程を通して学び、伝統を現代に生かした昭斎氏の作品、その先駆をなされた祖父久斎氏・父大通氏の作品、また次代に受け継ぐ小西寧子氏・北村繁氏の作品を通じ、螺鈿や蒔絵など漆工芸の美しさをともに楽しみたいと思います。

(公式サイトより)

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