履中天皇の磐余稚桜宮伝承地。古代のロマンに包まれた静寂な古社。
近鉄・JR桜井駅から南進約550m、左右を桜の木に挟まれた、若桜神社の石鳥居が見えてきます。
鳥居をくぐり、石段を上がった社地に、切妻造瓦葺の拝殿が、樹高の高い木々に守られて建っています。拝殿の奥に東殿・西殿があり、それぞれ伊波俄加利命(いはかがりのみこと)、大彦命(おおひこのみこと)がご祭神。『延喜式神名帳』にその名が記された式内社です。
興味深いのは、若桜神社と関連づけられている、桜と履中天皇の伝説です。
仁徳天皇の次に即位した第17代天皇とされる履中天皇が皇后らとともに磐余市磯池(いわれいちしのいけ)で船を浮かべて遊宴していると、盃に桜の花びらが舞い落ちてきました。偶然の幸運を喜んだ履中天皇は桜にちなんで、自身が造営した宮の名を磐余稚桜宮(いわれわかざくらのみや)とした、ということです。
さらに、履中天皇は臣下に探し出させた、花びらを散らせた桜の木を清水が湧出する泉のほとりに移植した、と伝わります。その泉とされる「桜の井」が若桜神社のすぐ北にあり、「桜井」の由来になっていると言われています。
若桜神社を訪ねると、古代の宮にまつわるロマンと想像をかき立てられます。
| お寺・神社名 | 若桜神社(桜井市) |
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| 住所 |
〒633-0053 奈良県桜井市谷344
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| 拝観料 | なし |
| アクセス | 近鉄・JR桜井駅から徒歩約9分 |
| 駐車場 | なし |




