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深谷龍鎮渓谷(龍鎮神社、龍鎮の滝)(宇陀市)

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■祈雨の神事が伝わる、エメラルドグリーンの秘境

 

国道165号を外れて、室生ダムへ向かい、ダム堤を渡って周回道路を進むと、朱色の橋があります。その橋のたもとから山道(起伏はほとんどありません)に入り、徒歩約10分。「龍鎮神社」の鳥居と参道が、室生ダム(室生湖)に注ぐ深谷川に向かって延びています。

 

深谷川の渓流を覗き込むと、小さな滝が落ちる深い滝壺が見え、訪れた夏の季節柄、エメラルドグリーンを発色していました。季節が変わると、紅葉だったり、新緑だったり、その滝壺は様々な表情を見せてくれるでしょう。

 

滝壺のそばに龍鎮神社が鎮座しています。祈雨行事がここで行われていたと言い、現地の案内板によると、村人がこぞって参拝し、「壺かえと称して、滝壺の水を汲みだす行事を行い、日没を待って古大野岳の峰上へ松明を持って上がり、頂上に祀る善女龍王に降雨を祈願」し、さらに「下山しては、海神社に勢揃いし、いさめ踊りを奉納して祈雨の神事を奉仕するのが恒例と伝わる」といいます。

 

そうした伝説や祈り、深い滝壺、神秘の色などが、深谷龍鎮渓谷に秘境感を漂わせています。