■全長45mの帆立貝式古墳。埴輪や葺石など築造時を模して復元整備。古墳を歩いて見学できます!
広陵町・竹取公園の南端、大型遊具がある「冒険の森」エリアから南へ徒歩約5分。現代の墓地に囲まれて、1500年ほど前のお墓が見えてきます。奈良県指定史跡の三吉石塚古墳です。
ひと目でそれとわかる後円部に、小さな前方部が付き、馬蹄形の周濠が巡らされています。いわゆる「帆立貝式古墳」で、現地の説明板によると、全長45m、後円部径41.4m、後円部高6.5mなどとなっています。
2段に造られた墳丘の1段目は円筒埴輪と朝顔形埴輪の埴輪列にぐるりと囲まれ、その上の墳頂部(2段目)には形象埴輪が置かれていました(復元後の現在は円筒埴輪と朝顔形埴輪が並べてあります)。
墳丘や周濠内側に施された葺石も特徴的で、調査の結果、葺石の材料は、前方部の黒雲母花崗岩が当麻町西方から、後円部の輝石安山岩が香芝市の二上山麓で産出されたものだといいます。古墳に使われている石がどこから運ばれてきたのかがわかる、考古学ってすごいですね。
古墳の整備にあたり、後円部の遺構を盛り土で保存した上に、かさあげ方式で5世紀後半と考えられる築造当初の姿を復元する工法を採用。埴輪の複製品も並べられ、葺石部も実際の産地に近い場所の石材を用いて、築造された時代の積み方で再現しています。
現在は、墳頂部に上ったり、古墳を周回したりできるように整備されています。二上山や葛城・金剛山系への見晴らしが良く、また、少し離れた場所から見ると、1500年の時空を越えて出現した異世界の建造物に思えます。
| 施設名 | 三吉石塚古墳(広陵町) |
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| 住所 |
〒635-0823 奈良県北葛城郡広陵町三吉
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