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特別展 みやこの舞楽―舞楽面と舞楽図でたどる芸能の美―(大和文華館)

2025年10月4日(土)~2025年11月9日(日)【前期:10月4日~10月19日】【後期:10月21日~11月9日】
管弦の音にあわせて舞い踊る舞楽の魅力を、個性豊かな舞楽面や舞楽図で楽しむ。2025年10月31日(金)は無料招待デー(開館記念日)です。

管弦の音に舞をあわせる「舞楽」は、奈良時代以降、宮中の諸行事や寺社の法会・祭礼において奏された、わが国で最も長い歴史をもつ芸能です。平安時代に原型ができ、中世以降に発展を遂げました。各地に舞楽を広めるのに貢献したのは、宮中・南都・天王寺における「楽所」と呼ばれる雅楽演奏集団とその楽人たちでした。

 

本展は、こうした舞楽の歴史を、舞楽を描いた舞楽図と、舞に用いられる舞楽面によって概観します。

舞楽面の造形を、舞楽を行ってきた場や舞楽を主導してきた寺社・楽所の関連のなかで読み解きながら、京都・奈良・大阪を中心に育まれた芸能文化を紹介していきます。

 

出展される舞楽面は、「重要文化財 舞楽面 胡徳楽 平安時代 法隆寺蔵」「重要文化財 舞楽面 陵王 平安時代 嚴島神社蔵」、東大寺の舞楽面3面「重要文化財 皇仁庭・陵王・散手(平安時代~鎌倉時代)」など、49点の予定です。

舞楽図では、「重要文化財 桑実寺縁起絵巻 巻上 室町時代 桑実寺蔵」「舞楽図巻 江戸時代 個人蔵(初公開)」などが公開されます。

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