【事前の拝観予約不要】 猫が描かれた、世にも珍しい涅槃図が公開されます。さて、どこに猫がいるでしょうか?
正蓮寺大日堂は、かつて「普賢寺」という真言宗の寺院の本堂でした。普賢寺の創建年代は不明ですが、文明10(1478)年に再建された記録が残っています。
江戸時代にも修理が行われましたが、明治時代の廃仏毀釈により、廃寺に。しかし、地元住民によって購入され、管理が続けられています。昭和18(1943)年には国の重要文化財に指定されました。
この大日堂に江戸時代の延享年間より伝わる「猫入り涅槃図」が特別公開されます。
猫入り涅槃図は全国で十数例しか確認されていない珍しいもの。「猫が釈迦の使いである鼠を食べちゃったから」とか、「猫は鼠にだまされて釈迦の死に間に合わなかったから」とか、涅槃図(釈迦の入滅を描いたもの)に猫が描かれない理由は、いろいろと言われています。
しかし、まったくないわけではなく、正蓮寺大日堂の涅槃図もその珍しい涅槃図のひとつ。地域で大切に保管されてきた涅槃図を、特別公開のこのチャンスによ~くご覧いただき、どこに猫が描かれているか、探してみてください。
行事・イベント名 | 猫入り涅槃図特別公開(正蓮寺大日堂/橿原市) |
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開催場所 |
正蓮寺大日堂
〒634-0811 奈良県橿原市小綱町335 |
開催期間 | 2025年9月14日(日)~2025年9月23日(火祝) |
開催時間 | 9:00~17:00 |
公式サイト | https://irukashrine.jp/ |
お問い合わせ先 | support@irukashrine.jp(小綱町文化財保存会) |
アクセス | 近鉄大和八木駅より徒歩約10分 |