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猫入り涅槃図特別公開(正蓮寺大日堂/橿原市)

2025年9月14日(日)~2025年9月23日(火祝)
【事前の拝観予約不要】 猫が描かれた、世にも珍しい涅槃図が公開されます。さて、どこに猫がいるでしょうか?

正蓮寺大日堂は、かつて「普賢寺」という真言宗の寺院の本堂でした。普賢寺の創建年代は不明ですが、文明10(1478)年に再建された記録が残っています。

 

江戸時代にも修理が行われましたが、明治時代の廃仏毀釈により、廃寺に。しかし、地元住民によって購入され、管理が続けられています。昭和18(1943)年には国の重要文化財に指定されました。

 

この大日堂に江戸時代の延享年間より伝わる「猫入り涅槃図」が特別公開されます。

 

猫入り涅槃図は全国で十数例しか確認されていない珍しいもの。「猫が釈迦の使いである鼠を食べちゃったから」とか、「猫は鼠にだまされて釈迦の死に間に合わなかったから」とか、涅槃図(釈迦の入滅を描いたもの)に猫が描かれない理由は、いろいろと言われています。

 

しかし、まったくないわけではなく、正蓮寺大日堂の涅槃図もその珍しい涅槃図のひとつ。地域で大切に保管されてきた涅槃図を、特別公開のこのチャンスによ~くご覧いただき、どこに猫が描かれているか、探してみてください。

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