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第19回高の原カルチャーサロン「江戸時代の文化とその広がり~怪談、出版、文芸から見る江戸時代~」(奈良大学公開講座)
戦乱のない平和な世が続いた江戸時代は、人々の生活にも余裕が生まれ、商業活動が盛んになり、さまざまな文化が栄えました。今年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」でも、江戸時代中期を舞台に、出版や文芸など、当時の文化が多く取り上げられています。
本講座では、江戸時代の怪談や出版事情、文芸作品を通じて、当時の人々がどのように文化を享受していたのかを見ていくとともに、当時の人々の考え方や価値観についても探っていきます。
江戸時代の文化の奥深さを一緒に楽しみましょう。
この講座の受講者100名を、2025年7月19日(土)より募集します。
(受講無料、応募者多数の場合抽選)
■第1回 2025年8月30日(土)
「『石塔磨き』の怪異 -江戸のメディアと噂-」
講師:奈良大学文学部史学科 教授 村上紀夫(日本文化史)
内容:文政13年(1830年)の江戸では、墓石がいつのまにか磨き上げられる事象が発生し、瞬く間にさまざまな噂が広がっていきました。噂の流布に、どうメディアが関わり、情報が構築されていったのかを、『怪異と妖怪のメディア史』の著書があり、江戸時代の庶民信仰や芸能史を研究する村上紀夫教授がお話しします。
■第2回 2025年9月6日(土)
「海賊版の時代 -江戸の出版-」
講師:奈良大学名誉教授 永井一彰(日本近世文学)
内容:大河ドラマでは、江戸時代の出版文化が大きく取り上げられています。その中で、「偽版」(海賊版)を出した地本問屋の鱗形屋孫兵衛が役人に捕らえられる話が出てきました。江戸時代の出版界では海賊版が横行しており、鱗形屋孫兵衛だけが極悪人だったというわけではありません。日本を代表する板木の研究者・永井一彰名誉教授が、海賊版をめぐるさまざまな人間模様を解説します。
■第3回 2025年 9月13日(土)
「山東京伝の画業と文業 -蔦屋重三郎との関係を通して-」
講師:奈良大学文学部国文学科 准教授 中尾和昇(日本近世文学)
内容:江戸時代を代表する戯作者・山東京伝は、蔦屋重三郎によって、画才・文才を見出されたことが知られています。蔦屋と関係の深い江戸時代の作品を研究する中尾和昇准教授とともに、京伝の画業・文業を概観しながら、ユーモアあふれる京伝戯作の世界を味わいます。
【申込方法】
(A)「往復はがき」による申し込み
①講座名「高の原カルチャーサロン」、②郵便番号、③住所、④氏名(ふりがな)、⑤年齢、⑥性別 ⑦電話番号を記入の上、「奈良市北部会館市民文化ホール」へ郵送してください。
※はがき1枚に1人限り。1枚で全講座3回分の受付です。
(B)「市民文化ホール備付用紙」と「返信はがき」による窓口申し込み
■申込先/奈良市北部会館 市民文化ホール(休館日:毎週月曜日(祝日を除く)・祝日の翌日)
〒631-0805 奈良市右京1-1-4
■申込期間/2025年7月19日(土)~2025年 8月19日(火)必着
行事・イベント名 | 第19回高の原カルチャーサロン「江戸時代の文化とその広がり~怪談、出版、文芸から見る江戸時代~」(奈良大学公開講座) |
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開催場所 |
奈良市北部会館 市民文化ホール
〒631-0805 奈良県奈良市右京1丁目1-4 |
開催期間 | 2025年8月30日(土)、同9月6日(土)、同9月13日(土) |
開催時間 | 13:00~14:30(各日)(開場12:30) |
お問い合わせ先 | 0742-71-5747(奈良市北部会館 市民文化ホール) |
料金 | 受講料/無料 |
アクセス | 近鉄京都線「高の原」駅南へ徒歩約5分 |
駐車場 | ※駐車場は有料です。駐車スペースが少ないため、できるだけ公共交通機関をご利用ください。 |
その他 | ※当日10時30分時点で奈良市北部に気象警報が発令されている場合、講座は中止とさせていただきます。代替日はございません。また、災害、その他事情により講座が中止となる場合がございます。 |