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企画展「こけしⅡ -遠刈田と土湯・中ノ沢-」(天理大学附属天理参考館)

2025年7月23日(水)~2025年9月8日(月)
東北地方の自然と伝統に育まれた郷土玩具「こけし」。3つの系統を取り上げ、昭和10年代につくられたものを中心に、対比の視点で紹介されます。

天理大学附属天理参考館は、世界各地の生活・美術・考古・民俗資料を収集し、展示する博物館です。約30万点におよぶ収蔵品のうち、約3000点を「世界の生活文化」「世界の考古美術」に分けて、常設展示しています。

 

その天理参考館で「こけし」をテーマにした企画展が開催されます。

 

(下記は、公式サイトより引用・一部編集したものです)

 

こけしは豊かな森林資源を有する東北地方を代表する木の人形で、ミズキやカエデなどの木をろくろにかけて挽き、伝統的な模様を美しく描きだした愛らしい郷土人形です。

 

江戸時代に木地師が湯治場のみやげものに作ったのが始まりで、丸い頭と円筒形の胴という極めてシンプルなかたちですが、東北六県に分布する産地ごとに伝統的な約束事があり、それぞれが個性的です。

 

師匠と弟子の間で継承されてきた技法の特徴で分けられたその個性を、こけしの世界では「系統」と呼び、現在は12系統に分かれています。

 

本展では宮城県の遠刈田系と福島県の土湯系、そして平成30年に土湯系から分かれた中ノ沢系を取り上げます。

 

今回は昭和10年代に作られたものを中心に“対比”の視点で紹介する試みで、師弟間の筆致の違いや同じ作り手の模様の変遷など、様々な角度からご覧いただきます。

 

<関連イベント>

◆講演会 トーク・サンコーカン

「こけしの魅力-遠刈田・土湯・中ノ沢それぞれの特色-」

2025年7月23日(水) 13:30~15:00〔研修室/開場13:00〕

講師:幡鎌 真理(天理参考館学芸員)

定員:100名(当日先着順)要入館券

 

◆マンデートーク

2025年9月8日(月) 12:30~13:30〔3階企画展示室〕

講師:幡鎌 真理(天理参考館学芸員)要入館券

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