『万葉集』随一の歌人・柿本人麻呂。その歌、人物像、後世への影響などを「万葉日本画」などからたどります。
「東(ひむがし)の 野に炎(かぎろひ)の 立つ見えて かへり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ」などを詠んだ柿本人麻呂は、『万葉集』を代表する歌人のひとりです。持統・文武天皇の時代に活躍し、『万葉集』には皇族をたたえる歌や死を悼む歌などを多く残しています。
没後、平安時代には「歌聖」と称され、同じく奈良時代に活躍した山部赤人とともに三十六歌仙のひとりとして尊崇を集め、和歌の上達を願っておこなわれる儀式「人麻呂影供(ひとまろえいぐ)(柿本影供)」に人麻呂の肖像が掛けられるようになりました。
人麻呂は和歌史上にとどまらず日本文化のなかで大きな役割を果たした歌人とされますが、歴史書には登場せず、その生涯は謎に包まれています。
本展では、人麻呂が詠んだ歌をモチーフに描かれた「万葉日本画」などの絵画とともに、『万葉集』の写本や注釈書などを紹介することで、人麻呂が後世に与えた影響や、伝説化していく人麻呂のすがたをたどります。
(万葉文化館公式サイトの紹介文をもとに作成)
【関連イベント】 | |
■記念講演会「柿本人麻呂とワニ氏」 ※無料/申込不要 | |
講師: | 千田稔氏(奈良県立図書情報館館長) |
日時: | 2025年6月8日(日) |
14:00~15:30(開場13:30) | |
定員: | 150名 |
場所: | 万葉文化館 企画展示室 |
■学芸員によるギャラリートーク(各回30分程度) ※要観覧券/申込不要 | |
日時: | 2025年5月11日(日)14:00~ |
2025年5月21日(水)15:40頃~ | |
2025年6月18日(水)15:40頃~ | |
場所: | 万葉文化館 日本画展示室 |
■絵双六をつくろう!(所要時間約90分) ※無料/申込不要 | |
日時: | ①2025年5月25日(日)13:30~ |
②2025年6月1日(日)13:30~ | |
定員: | 各回10名程度 |
場所: | 万葉文化館 万葉図書・情報室 |
※実施方法は変更する場合があります。
行事・イベント名 | 館蔵品展「柿本人麻呂-万葉歌人から歌聖へ―」(奈良県立万葉文化館) |
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開催場所 |
奈良県立万葉文化館 日本画展示室
〒634-0103 奈良県高市郡明日香村飛鳥10 |
開催期間 | 2025年5月10日(土)~2025年6月29日(日) |
開催時間 | 10:00~17:30(入館は17:00まで) |
公式サイト | https://www.manyo.jp/ |
お問い合わせ先 | 0744-54-1850 |
料金 | 【観覧料】 一般:600円 高・大学生:500円 小・中学生:300円 ★国内の小・中学生、高校生、18歳未満の方は無料。 ※国内の65歳以上の方は、平日無料、土日は一般料金。 ※その他割引はお問い合わせください。 |
アクセス | 近鉄橿原神宮前駅、もしくは飛鳥駅からバス「万葉文化館西口」下車 |
駐車場 | あり |
休日 | 【休館日】 月曜(月曜日が祝日の場合は翌平日) |