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薬師寺三大壁画特別公開(薬師寺)

2025年4月26日(土)~2025年5月6日(火/振休)
世界遺産・薬師寺の三大壁画が特別な期間だけ同時に公開されます。
食堂内の壁画(写真提供:薬師寺)

世界遺産・薬師寺の三大壁画が特別公開されます。

それぞれの壁画に込められた悠久の歴史と教え、そこから見て取れる壮大な物語を感じてください。

 

◎玄奘三蔵院伽藍内 大唐西域壁画殿

平山郁夫筆『大唐西域壁画』

『西遊記』に登場する唐時代の僧・玄奘三蔵。その教えの流れを継承している宗派が法相宗であり、現在、薬師寺と興福寺が法相宗大本山です。玄奘三蔵の遺徳を顕彰するため建立された伽藍と、平山郁夫氏が玄奘三蔵の求法の旅を描いた『大唐西域壁画』を収める大唐西域壁画殿が公開されます。

 

◎白鳳伽藍内 食堂

田渕俊夫筆『阿弥陀三尊浄土図』 『仏教伝来の道と薬師寺』

薬師寺の食堂(じきどう)は、天平2(730)年に建てられ、僧侶約300人を収容できた規模だったといわれます。焼失後、寛弘2(1005)年に再建されたものの、いつしか再び建物が失われていました。

その食堂が平成29(2017)年に復興されました。堂内には、平山郁夫画伯の弟子である田渕俊夫画伯によるご本尊・阿弥陀三尊浄土図を中心に、全長約50mにもなる14面の壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が内壁全体に展開されており、圧巻です。

 

◎慈恩殿

細川護熙筆『東と西の融合』

国宝東塔大修理を記念して、元内閣総理大臣の細川護熙氏が薬師寺慈恩殿に奉納した、場面数66面(113枚)、合計総長157.72mに及ぶ大障壁画が特別に公開されます。

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