世界遺産・薬師寺の三大壁画が特別な期間だけ同時に公開されます。
世界遺産・薬師寺の三大壁画が特別公開されます。
それぞれの壁画に込められた悠久の歴史と教え、そこから見て取れる壮大な物語を感じてください。
◎玄奘三蔵院伽藍内 大唐西域壁画殿
平山郁夫筆『大唐西域壁画』
『西遊記』に登場する唐時代の僧・玄奘三蔵。その教えの流れを継承している宗派が法相宗であり、現在、薬師寺と興福寺が法相宗大本山です。玄奘三蔵の遺徳を顕彰するため建立された伽藍と、平山郁夫氏が玄奘三蔵の求法の旅を描いた『大唐西域壁画』を収める大唐西域壁画殿が公開されます。
◎白鳳伽藍内 食堂
田渕俊夫筆『阿弥陀三尊浄土図』 『仏教伝来の道と薬師寺』
薬師寺の食堂(じきどう)は、天平2(730)年に建てられ、僧侶約300人を収容できた規模だったといわれます。焼失後、寛弘2(1005)年に再建されたものの、いつしか再び建物が失われていました。
その食堂が平成29(2017)年に復興されました。堂内には、平山郁夫画伯の弟子である田渕俊夫画伯によるご本尊・阿弥陀三尊浄土図を中心に、全長約50mにもなる14面の壁画「仏教伝来の道と薬師寺」が内壁全体に展開されており、圧巻です。
◎慈恩殿
細川護熙筆『東と西の融合』
国宝東塔大修理を記念して、元内閣総理大臣の細川護熙氏が薬師寺慈恩殿に奉納した、場面数66面(113枚)、合計総長157.72mに及ぶ大障壁画が特別に公開されます。
行事・イベント名 | 薬師寺三大壁画特別公開(薬師寺) |
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開催場所 |
薬師寺
〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457 |
開催期間 | 2025年4月26日(土)~2025年5月6日(火/振休) |
開催時間 | 【公開時間】9:00~17:00(拝観受付は16:30まで) |
公式サイト | https://yakushiji.or.jp/ |
お問い合わせ先 | 0742-33-6001 |
料金 | 【三大壁画特別公開 拝観料】 大人:1000円 中高生:500円 小学生:100円 ※白鳳伽藍拝観料が別途必要です。 【白鳳伽藍拝観料】 大人:1000円 中高生:600円 小学生:200円 ※拝観・入堂できる場所=白鳳伽藍(金堂・大講堂・東院堂) |
アクセス | 近鉄西ノ京駅から徒歩約1分 |
駐車場 | あり(有料) |