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礼堂(金亀舎利塔[国宝]、釈迦如来立像[重文])など特別公開 <唐招提寺>

2025年10月21日(火)~2025年10月23日(木)
鑑真和上ゆかりの故事にちなむ金色の舎利塔など、唐招提寺の創建にかかわる重要な宝物を特別に。わずか3日間のチャンスです。

鎌倉時代に解脱上人貞慶によって始められた「釈迦念仏会」。以来800年余続く伝統行事が、礼堂(らいどう)で営まれます。

 

礼堂は、鼓楼の東隣にある南北に細長い建物の南側8間を指します。鎌倉時代に建てられた入母屋造・本瓦葺で、鼓楼の納められた仏舎利を礼拝するためのお堂です。

 

この礼堂が、「釈迦念仏会」の法要中以外の時間に特別公開されます。ぜひこの機会に拝観しておきたいのは、唐招提寺の創建にかかわる宝物「金亀舎利塔」です。

 

鑑真和上が日本を目指して渡海中、海に沈んだ舎利を亀が背負って浮かび上ってきたーという故事にちなんでつくられたもので、鑑真和上請来の「如来舎利三千粒」を収める「白瑠璃舎利壷」が内包された国宝の舎利塔です。「金亀」の字のごとく金色で、透かし彫りなどが施された高さ92センチの存在感は見事です。

 

あわせて、礼堂内の厨子に安置されている「釈迦如来立像」も公開されます。

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