鑑真和上ゆかりの故事にちなむ金色の舎利塔など、唐招提寺の創建にかかわる重要な宝物を特別に。わずか3日間のチャンスです。
鎌倉時代に解脱上人貞慶によって始められた「釈迦念仏会」。以来800年余続く伝統行事が、礼堂(らいどう)で営まれます。
礼堂は、鼓楼の東隣にある南北に細長い建物の南側8間を指します。鎌倉時代に建てられた入母屋造・本瓦葺で、鼓楼の納められた仏舎利を礼拝するためのお堂です。
この礼堂が、「釈迦念仏会」の法要中以外の時間に特別公開されます。ぜひこの機会に拝観しておきたいのは、唐招提寺の創建にかかわる宝物「金亀舎利塔」です。
鑑真和上が日本を目指して渡海中、海に沈んだ舎利を亀が背負って浮かび上ってきたーという故事にちなんでつくられたもので、鑑真和上請来の「如来舎利三千粒」を収める「白瑠璃舎利壷」が内包された国宝の舎利塔です。「金亀」の字のごとく金色で、透かし彫りなどが施された高さ92センチの存在感は見事です。
あわせて、礼堂内の厨子に安置されている「釈迦如来立像」も公開されます。
行事・イベント名 | 礼堂(金亀舎利塔[国宝]、釈迦如来立像[重文])など特別公開 <唐招提寺> |
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開催場所 |
〒630-8032 奈良県奈良市五条町13-46
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開催期間 | 2025年10月21日(火)~2025年10月23日(木) |
開催時間 | 9:00~16:00(最終日は15:00まで) |
公式サイト | https://toshodaiji.jp/ |
お問い合わせ先 | 0742-33-7900(唐招提寺) |
料金 | 【拝観料】 大人・大学生:1000円 高校生・中学生:400円 小学生:200円 |
アクセス | 近鉄西ノ京駅から徒歩約10分 |
駐車場 | あり(有料) |