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采女祭(うねめまつり)(奈良市)

2025年10月6日(月)
中秋の名月の一夜、龍と鷁をかたどった2隻の管絃船が、花扇やあでやかな衣装の花扇使らを乗せて猿沢池を巡ります。

猿沢池の西北の隅に鳥居を背にした珍しい後ろ向きの神社があります。

 

これが采女神社で『大和物語』によりますと「奈良時代に帝に仕えていた采女(後宮で帝の給仕をする女官の職名)が、帝のご寵愛が衰えたのを嘆いて猿沢池の池畔の柳に衣を掛け、入水したので、その霊を慰めるために社を建てた。しかし、采女は我が身を投じた池を見るにしのびないと一夜のうちに社を後ろ向きにした。」と伝えられています。

 

采女祭は、毎年中秋の名月に行われる春日大社 末社・采女神社の例祭で、采女の霊を慰め、同時に人々の幸せを祈ります。龍と鷁をかたどった管絃船が花扇や、あでやかな衣装の花扇使らを乗せて猿沢池を巡ります。

 

【例祭】

2025年10月6日(月)
・花扇奉納行列 17:00~
・例祭(花扇奉納神事) 18:00~
・管絃船の儀 19:00~
※10月5日は17:00より采女神社にて宵宮祭が行われます。

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